びるこブログ

ビールを愛する病院薬剤師。伝えたいのは、健康について考えること。

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やれることを、やればいい

こんにちは! びるこです。

前回のブログで、院内でやらかした失敗を公開しました。

 

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2021/3/24は第106回薬剤師国家試験の合格発表日だったので、これから薬剤師として社会に出るみんなに勇気を与えたいと思い書きました。

こんな私でも、今では病棟主任をやっています。

今回の合格率は

  • 新卒 85.55%
  • 全体 68.66% (既卒を含む)

と速報が出ていました。

6年間勉強して、さらに卒試でふるい落とされ、選ばれし者達だけが受けても合格率はこんなものです。

 

 

 

薬剤師になった理由

コストもかかるし時間もかかる。

何故そこまでして薬剤師になりたいのか?

そういえば、私はなぜ薬剤師になったのか?

なんでだっけ?

はっきりとしたきっかけが無いことに気がつきました。

稀に素晴らしいエピソード持ってる人いますよね、羨ましい。

 

そんな時に、プロフェッショナルに出ていた庵野秀明監督の言葉にハッとしたので今日はそのことを書きます。

 

 

ディレクター:

作品に命かけられるっておっしゃってたんですけど、それは何でなんですか?

 

庵野監督:

他にやれることがないから

 

ディレクター:

何でそこまでされるんですか?

 

庵野監督:

僕が最大限人の中で役に立てるのがそこくらいしかない。

世間にはそれくらいしか役に立たない。

 

唸りました。かっこいい。

自分が出来ることの中で、人の役に立てる事だからやっている。

理由なんてそれだけで良いんだと。

 

庵野監督の〝やれること〟と私の〝やれること〟はスケールが違いますが、それでも人の役に立つと思っているから〝やれること〟をやっている。

 

私がやれることってなんだ?

 

私は運動神経が抜群に良かったわけでもなく、芸術を爆発させられる訳でもありませんでした。

でも勉強だけは出来ました。

中でも、化学や数学が好きでした。

あと、理系ってカッコいいって思ってました。

 

薬学を選んだ理由は思い出せないけど、小さい頃から薬は大好きでした。

咳止めシロップを一気飲みして病院に運ばれた事もあるし、おやつ代わりにビオフェルミンをぽりぽり食べてた事もあります。

(私は特別な訓練を受けています、マネしないように)

 

ONE PIECEの中で1番大好きで1番泣いたのは、16巻です。

 

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出典:尾田栄一郎ONE PIECE

 

要するに、出来る事は勉強しかなかった。

そして、人の命を救う事をしたいと根の部分で思っていたのでしょう。

薬剤師になるのが夢だと掲げた事は一度もなかったけれど、好きな事と出来る事を追って流れに身を任せていたらちゃんとゴールに行き着いていたと気がつきました。

 

「自分ができる事の中で、最大限人の役に立てる事だからこの仕事をやっている」

 

庵野監督のようにサラッと言える大人になろうと決めました。

 

とはいえ、人の命を救いたいという気持ちと薬剤師の職業が結びつかない方も多いかと思います。

 

薬剤師に人の命は救えるのか?

答えはYESです。

ただ、非常に地味です。

病院の中では、病棟に出ている時と外来の窓口に居る時以外は見えない場所にいます。

 

薬剤師として

「今私良い仕事したな~」

と思うときはだいたい裏方の仕事をしているときなので、患者さんの目に触れないことが多いです。

 

検査値見て問合せしたり、間違って10倍量で処方してるの止めたり、外からは見えない部分が多いけれどそれでも「よしっ!」思える経験をすることも多いので何気に楽しい仕事だと思っています。

 

医療を受けることは、エヴァに乗ること。

似てるなーと思います。

エヴァンゲリオンに乗るのは患者さん本人です。

生きたい! という想いをかかげて乗り込む人も居れば、気がついたら乗ってたからよく分からないって人も居ます。

私たち医療従事者はNERV本部から全力で戦いをサポートします。

私はミサトさんにはなれないので、オペレーターの内の1人ってところでしょうか。

(ビールを好きな気持ちはミサトさんレベル)

守るべき第3新東京市は患者さんの体です。

エヴァに乗らなければ何も始まらない、乗っても暴走してしまう事もある。どうしても乗りたく無い日もある。

それでもNERV本部は諦めないでしょう。

エヴァに乗り続け、戦う人を見捨てません。

 

乗らないと決めた人の事も見捨てませんので

エヴァに乗れ、乗らなければ帰れ」

とは誰も言いませんのでご安心を。笑

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。