こんにちは! びるこです。
ブログ訪問ありがとうございます。
以前のブログで、渋沢栄一先生の言葉
「口は渦福の門なり」
を題材に上げました。
どんなに炎上しても自分の信念に沿って、口を閉ざしてはいけない! 的なことです。↓
「ただの肉塊になるな」と渋沢栄一は言った。 - beercoブログ
とはいえ口は禍の元になりますので、今回は病院で起こる他職種との衝突について書こうと思います。
医療現場でも他の仕事でも、そこで働いている全員が同じ目的のために働いているはずなのに何故か衝突が多いものです。
病院も、チーム医療で支え合ってはいますが、その分ぶつかって険悪になることもあります。
私も、つい先日プチ衝突をしました。日常茶飯事です。
ドラえもん良いこと言います。
みんな自分が正義なのです。
他人の正義は他人の中にしかない、と割り切る事が大切です。
鎖国から開国へ
江戸幕府の話ではありません。笑
薬剤師が病棟業務に携わるようになるきっかけの入院調剤技術基本料というものが設定されたのが1988年のことです。
そこからチーム医療に薬剤師が入っていけるようになるまで時間がかかったことを想像すると、おそらく病棟業務が定着してきたのはここ20年くらいの話でしょう。
鎖国状態だった薬剤部の開国です!
そのため若い医療従事者との関係は良好な事が多いのですが、年配の方からだとまだまだ新参者的なポジションなのかかなりキツく当たってくる人もいます。
最近は少なくなったと思いますが、昔はそれはそれは酷かったそうです。
しかし開国時に尊王攘夷運動があったことを考えると、人として自然な感覚なのかもしれません。
(歴女でも何でもないのに、歴史に擬えようと必死です)
きつく色々言われるのって嫌な気分になることもありますが、意見を言いやすい人である事は良い事でもあるなと最近考え方を変えました。
(もっと優しく伝えられないのかな? と思うことは多々ありますけど)
※これは本当に理不尽なパワハラをくらっても考え方を変えて耐えよ? って話ではありません。
あくまでも医療現場での衝突対処法として考えたことを書いています。
鼻毛が出ていることを教えてもらえるかどうか。
例えば、鼻毛が出ていても
「鼻毛出てるよ!」って言いにくい人っていますよね?
それ以外が完璧に決まりすぎてて言いにくいとか、プライドが高かったりすると、鼻毛出てるなんてとても指摘できない…みたいな。
病棟の中で薬剤師が新参者だから鼻毛が出てるって言いやすいとします。
部活の後輩には偉そうにできるあの現象です。
私はおそらく薬剤師の中でも鼻毛が出てることをすぐに教えてもらえるタイプです。
後輩からも教えてもらえると思います。
「先輩! 鼻毛出てる!」って言ってもらえます。
鼻毛出てるってその場で指摘してもらえなかった人は、鏡を見たときに鼻毛が出ていたことに気がつき恥ずかしさを覚えると思いますし、最悪気がつきもせず鼻毛出しっ放しになります。
鼻毛はただの例えですが、相手が疑問に思ったことやこちらのミスをすぐに教えてもらえることは良いことだと思っています。
職場でも上に行けば行くほど、ミスをしてるのに誰も指摘してくれなくなっている人って居ると思います。
「あの人また同じミスしてる」などと陰口を叩かれ、本人は一向に気がつかず疎まれていくという最悪なパターンを稀に見受けます。
鼻毛が出ていることを教えてくれた人にありがとうも言わずに、悪態をついていると次から鼻毛が出てることを教えてもらえなくなりますので注意です。
鼻毛鼻毛言い過ぎました。笑
同じ事をしているのに、何も言われないような人を見ると「なんで私だけ?」ってなることもあると思いますが、言われてない人は鼻毛出しっ放しかもしれませんよ。
君たちはどう生きるか。
「君たちはどう生きるか」吉野源三郎著の中に
自分の過ちを認めることはつらい。
しかし過ちをつらく感じるということの中に、人間の立派さもあるんだ。
という一文があります。
この本の中で1番好きな一文です。
自分の過ちを認め、反省することは辛いことです。
私は薬剤師9年目ですが、まだまだミスします。
間違った処方をスルーしたりすると、何のために病院に居るんだ! と自分を責めます。
そんな日はビールを飲んで反省です。
でも、どんなベテラン医師だって看護師だってミスはします。
自分の過ちは認めず、人の過ちを責めるような人が稀にいて、本当に呆れちゃいます。
お互い様なのだから、相手のミスを責めるのでは無く助け合っていきたいものです。
それができてこそのチーム医療!
まとめ
正義は人の数だけあり、どうしても分かり合えない事はある。
それでも、鼻毛出てるよ! って言われやすい事は良いことだと捉え行動する。
きっと、相手にキツく当たりまくっている人は今後誰からも鼻毛が出ている事を教えてもらえなくなるはずです。