びるこブログ

ビールを愛する病院薬剤師。伝えたいのは医療のこと、トレーニングのこと、健康について考えること。

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新型コロナウイルス対策でやるべきこと。

こんにちは! びるこです。

ブログ訪問ありがとうございます。

 

感染者が増加傾向で不安を感じている人も多いかもしれませんが、感染拡大が始まった1年前から私たちがするべき事は何も変わっていないと思っています。

 

ウイルスを完全に遮断することは不可能です。

(手洗い・うがい・マスク着用などの基本的感染対策は必須ですが....)

ならば、感染しないために感染しても重症化しないために出来ることをするしかありません。

 

 

 

しっかり食べてしっかり運動が正解

私は病院薬剤師として働いていますが、日々思うことは薬が必要じゃないのに使わざる得ない状況に自分で自分を追い込んでいる人が多いということです。

 

私は外科系の患者さんを見ることが多いのですが、入院中に病院の食事で過ごすだけで血圧の薬が不要になる方がいます。

 

3〜4kg痩せて退院する方もいます。

 

浮腫が取れる事も大きいと思いますが、カロリーや塩分が管理されている食事を取るだけで痩せたり血圧が正常になるのは事実です。

 

普段どんな食生活を…と絶句しますが、それだけ日々の食事は大切という事です。

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出典:尾田栄一郎ONE PIECE

 

結局食事だよねってことで、NST(Nutrition Support Team)という栄養サポートチームに従事するべくNST専門療法士という資格を取りました。

日本臨床栄養代謝学会という学会の資格です。

 

普段の生活においても栄養の知識って大切なので勉強しておいて損はないと思っています。

 

新型コロナウイルスが猛威を振るい出した昨年、日本臨床栄養代謝学会から提言が出されました。

 

新型コロナウイルス感染症(COVID- 19)の治療と予防に関する栄養学的提言」

というもので、欧州臨床栄養代謝学会がWHOに提出した提言を元に作成されたものです。

 

まだ新型コロナウイルスの情報が少なかった時期に私はこれを見て、結局どんな状況であれ自分の健康のためにするべき事は変わらないのだと安心できました。

 

 

今日はその中のいくつかを私の一言コメントと共にシェアしていきたいと思います。

全文も載せておきます。

www.jspen.or.jp

 

 

はじめに

ハイリスクな症例では多くの場合、背景として低栄養ならびに骨格筋の減少や機能低下(サルコペニア)の存在があり、それが ICU での治療を長引かせ、時には残念な結果を招くことにつながることが指摘されている 。

 

低栄養で特に筋肉量が減少した人あるいは動物では、明らかに細菌やウイルスなどの感染症に対する免疫能が低下していることが知られている

とにかく筋肉つけといて! ってことです。

そうでないと、ICUでの治療にも耐えられないよ! ってことです。

 

提言2:低栄養患者の栄養状態改善とNST活動の推奨

一見、肥満の症例であっても骨格筋量の減少や筋力が低下したサルコペニア肥満の場合には、やはりあらゆる感染症に対しての危険因子を有するものと考えられる。

(略)

COVID- 19 症例に対しては、入院時より適正かつ適切な栄養管理の実施が推奨される。

 

高齢者のみなさん、肥満のみなさん、入院時に低栄養状態だったらソッコー栄養管理しますけど、できれば適度な運動と食事管理で入院前から低栄養状態にならないようにしといてね!ってことです。

 

提言4:微量栄養素の適正投与

高齢者では嗜好の変化や偏り、バランスの悪い栄養素の摂取、十分な食事量の摂取が 維持できていない、また食およびそれを取り巻く社会的環境の不十分さなどによって容易に微量栄養素、すなわち各種ビタミンや微量元素の欠乏をきたす。

微量栄養素の欠乏は、宿主の免疫能を障害することが知られている。

ビタミン、ミネラルしっかり取って免疫上げようね! ってことです。

 

提言5:隔離・待機状況における継続的な運動と感染対策

栄養状態の維持・改 善とともに適度なエクササイズ(運動)が必要であり、これを隔離・待機期間中に継続すること が推奨される。

(略)

内容としては簡単な家事でも身体を動かすものであれば良く、体操やヨ ガ、ウォーキング(散歩)なども推奨されるが、毎日 30 分あるいは二日毎に 1 時間ほど実施 することが望まれる。

自宅待機に際しては感染防御を十分に考慮した上での日光浴も大切 である。

不要不急の外出禁止だとしても、運動だけは自分でしてね! あと、日光も浴びといてね! ってことです。

 

提言 12:社会栄養学の実践-予防が最大の治療-

COVID-19 などのようにその治療法や予防法が確定していない伝染性の疾患では、その発症や予後が個々の免疫力に依存することになる。このようなケースでは、やはり 前もって身体の栄養状態を高め、かつ維持しておくことが肝要と考えられる。

(略)

備えあれば憂いなし! これが社会栄養学の最大の目標である。

めっちゃ良いこと書いてあります。

これ1年前に出された提言ですが、結局終始しっかり食べてしっかり運動しといてね! ってことしか言ってないわけです。

 

提言の後半は詳しい経腸栄養、静脈栄養、気管挿管症例の話なので割愛しました。

 

まとめ

予防が最大の治療です。

これは新型コロナウイルス感染に限らず、あらゆる生活習慣病に該当します。

 

筋肉と歯はお金より大切な財産です。

しっかりと守っていきたいものですね。

 

運動する! と言っても、やりすぎは注意です。

フルマラソンに挑戦して月経異常を起こした私の経験をご一読ください。笑

 

www.beercobeerco.com

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。